【 証券外務員とは 】
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証券外務員とは、なんですが、「金融商品取引業務を行う者」となっているのですが、この金融商品取引業務とは金融商品である株式や債券、投資信託などの証券商品をお客様に販売する業務のこととなっています。
この金融商品取引業務は、誰でも行うことが出来るということではなく、まず1つ目に、外務員資格がないと金融商品取引業務を行うことが出来なくなっています。
また外務員資格があるだけでは金融商品取引業務を行うことは出来ず、証券会社や金融機関に雇用され、かつ 日本証券業協会に保管されている外務員登録原簿に登録がされなければ、金融商品取引業務を行うことが出来ないという決まりになっています。
この「登録されないと金融商品取引業務を行うことが出来ない」ということがよく問題に出題されますので、覚えておくようにして下さい。
次に証券外務員には1種と2種の2種類の資格がありまして、その違いについて説明させて頂きます。
まず金融商品取引業務を大きく2つに分類すると現物取引と先物取引の2つに分類することが出来ます。
まず現物取引は一般的な株式や債券などの有価証券の取引となっています。
一方 先物取引につきましては、また後日詳しく説明させて頂くのですが、「あらかじめ定められた期日に、特定の商品を、取引時点に決めた価格で売買すること」
となっておりまして、先を予測して取引するなど、少し語弊はありますが、現物取引に比べギャンブル要素が強い取引となっております。
その現物取引しか扱えないのが、2種外務員となっておりまして、1種外務員は現物取引と先物取引の両方を取り扱い出来る資格となっております。
そのため1種外務員の方が、2種外務員よりも試験範囲は広くなっております。
次に受験資格・試験方法についてなのですが、まず受験資格につきましては、年齢・学歴・経歴関係なく、だれでも受験可能となっております。
また試験方法につきましては、いつでも受験可能で、全国の主要都市の試験会場で、パソコンを使用して試験を実施する方法となっております。
ちなみに「いつでも受験可能」と言いましたが、少しばかり語弊がありまして、事前にプロメトリックという会社のホームページで、受験可能な日程を探して、都合のいい日程で受験をして頂くかたちになります。
またファイナンシャルプランナーや宅建などの試験のように、試験官がいて、一斉に試験をスタートするという一般的な試験方法ではなく、一人ずつ、決まった時間から、パソコンに向かって、試験問題が出題されますので、その問題にパソコンで解答していくという試験方法になります。
次に出題方法ですが、二種外務員の試験時間は2時間、一種外務員の試験時間 2時間40分と一種外務員の方が出題範囲が広い関係で、試験時間も長くなっております。
また問題は「〇×方式」と「5肢選択方式」の2種類となっておりまして、二種外務員は〇×問題が50問、5肢選択問題が20問の合計300点となっており、一種外務員は〇×問題が70問、5肢選択問題が30問の合計440点となっております。
そして合格点は両方ともに70%以上となっておりますので、二種外務員は210点以上、一種外務員は308点以上となっています。
次に外務員試験の出題内容について解説させて頂きます。
表が小さくなっておりまして誠に申し訳ありませんが、二種外務員は白色部分の1~13までで1種外務員は1~13に加え、緑色の14~17までとなっています。
またこの外務員試験は何から出題されているのかと言いますと、「外務員必携」という日本証券業協会が作成している資料がありまして、この外務員必携は一般には販売されていないのですが、その中から出題されているかたちとなっています。
また本屋さんで参考書を購入された方もいらっしゃるのではないかと思いますが、その参考書が、かなりのボリュームがあるのと、また内容がとても難しくなっています。
それは参考書がこの「外務員必携」を転記したかたちとなっていますので、より正確に記載しようとして、日本語の記載方法が複雑になっておりまして、理解しにくくなってしまっています。
講師の西川もこの参考書で苦しめられました……
しかしながら、この証券外務員講座では、少しばかり語弊が出てしまっても、出来る限り分かりやすく、簡単な言葉で解説させて頂きますのと、出題されやすいポイントを絞って 解説させて頂きますので、ポイントを抑えて学習を行って下さい。
またまずは表1~13の白色部分の1種・2種共通、いわゆる2種用の講座を作成したいと思っています。
⑭~⑰までの1種専用につきましては、もし反響を頂けましたら続けて作成したいと思っていますので、出来ましたら「いいね」と「チャンネル登録」を宜しくお願いします。
次に合格へのポイントについて解説させて頂きます。
外務員試験には〇×方式と5し選択方式の2つの出題方法がありまして、〇×問題は1問2点、5肢選択問題は1問10点と、5し選択問題の配点が高くなっております。
こちらのグラフの1種外務のところを見て頂きたいのですが、1種外務員の合格点は308点以上に対して、5し選択問題は300点と、仮に5し選択問題を満点とってしまうとあと〇×問題は8点で合格と、〇×問題はカンでも合格してしまうかたちとなっておりまして、いかに5し選択問題を正解するのかが合格のポイントとなっています。
また5肢選択は文章問題と計算問題が混在しており、文章問題は基本的に〇×問題となっており、「5つの内から正しいものを2つ選べ」や「5つの内から間違っているものを2つ選べ」という出題方法となっています。
この5肢選択の文章問題が、ひっかけに近い難しい内容を出題されやすいのですが、この5肢選択については、2つとも正解しなければ点数を貰えないのではなく、2つの内、1つでも正解すれば、半分の5点はもらえるかたちとなっています。
そのため、5肢選択の文章問題は、確実に間違っているものを消去法で消していって、5つの内、2つに絞り込んでいく作業を行って下さい。
また2つともに正解するのがベストですが、最悪1つだけでも正解して、5点だけでも取りに行くようにして下さい
また5肢選択では計算問題も出題されます。
計算問題は初め難しいと感じますが、計算問題はパターンが決まっているため、出題のパターンにさえ慣れてしまえば、確実に満点をとれる問題となっています。
そのため、5肢選択の計算問題は必ず正解し、5肢選択の文章問題は、消去法で正解率を上げ、2つの正解の内、1つでも正解して点数を稼いでいくようにして下さい。
次に〇×問題についてですが、〇×問題は1問2点と点数は低いのですが、2種外務員は50問、1種外務員は70問と問題数は多く、出題範囲も広くなっています。
しかしこの証券外務員講座では、出題されそうなポイントに絞って解説させて頂きますので、広い出題範囲を全て勉強するのではなく、ポイントを絞って、最小の労力で合格できるようにさせて頂きますので、是非あきらめずについてきてください。
次に1種・2種の合格率についてですが、たまたま2022年度は合格率70.5%と同じ合格率になっているのですが、通年 60~70%ほどの高い合格率になっています。
これは試験が簡単だからというわけではなく、むしろ難しい試験だと思います。
それではなぜ合格率が高いのかと言いますと、「証券業務に関わる人は必ず取得しておかなければならない資格」だからだと思います。
銀行や証券会社への入社を希望している大学生や、銀行や証券会社から内定をもらった学生の方々は、外務員資格が必須となりますので、必死で勉強して合格していると思いますので、その影響で合格率は高めになっています。
そのため、試験問題が簡単なのではなくて、しっかりと勉強しなければならないということだけは、心の片隅にでもおいておいて下さい。
ちなみに外務員試験は、一度落ちてしまいますと1か月間は再受験できないという決まりはありますが、何回でも受験可能ですので、1度でも落ちたら終わりということではなく、何度でもチャレンジして下さい。
ちなみに試験費用は1回1万4千円もかかりますので、出来る限り少ない回数で合格して下さい。
最後に本動画ですが、
マクロからミクロへ
インプットとアウトプットを交互に実施
という2点に重点をおいて制作させて頂いております。
まず「マクロからミクロへ」につきましてが、参考書などでは、会社法や企業分析、協会定款などからスタートしている参考書が多いのですが、その場合 全体像がとらえにくく、理解しにくくなっていますので、本動画では勉強の順番を変更させて頂き、金融や経済などの大きなマクロの視点から解説をスタートし、それから株式の全体像の説明を行い、詳細の債権や投資信託、財務諸表などのミクロの視点での解説を進めていきたいと思います。
また本動画では、まずは各出題範囲の解説を行い、次動画で勉強した範囲の問題を出題させて頂きます。
これは人間の脳が勉強 いわゆるインプットだけでは記憶に残りにくくなっており、併せて問題を解くというアウトプットですね、アウトプットも行うことで、より記憶に残りやすくなるため、インプットとアウトプットを交互に実施する作りになっています。
そのため、インプットしてからアウトプットすることを意識しながら、本動画を視聴して頂けますと、より記憶に残りやすいのではないかと思います。
また本動画は、聞き流しして頂けるように、出来る限り音声だけでも理解してもらえるように作成しています。
学生の皆さんですと、授業にバイト、就職活動などに忙しく、また社会人の方はお仕事されていると思いますので、より忙しいと思います。
そのため、この証券外務員講座は、スキマ時間に聞き流して頂くだけでも結構です。
通勤、通学などの移動時間の合間や、寝る前のひと時に聞き流して頂くだけでOK!
重要なのは勉強を続けることです。
試験に落ちてしまうのは、途中で気持ちが負けてしまって、勉強をあきらめてしまうからです。
気持ちさえ負けずに勉強を続けられることができましたら、必ず合格できるはずです。
そのため、この証券外務員講座は、長く続けて頂けるように、聞き流すだけでも理解しやすいように制作しておりますので、諦めずにスキマ時間に何度も聞き流しして下さい。
それでは次回から本編をスタートさせて頂きます。
まず初回は「経済」について解説したいと思います。
是非楽しみにしてください。